NISAと学資保険、どちらで教育費を準備すべきか——2026年の答え
新NISAと学資保険、教育費準備にはどちらが適しているかを比較。リターン・リスク・柔軟性・万一の保障の4つの観点から、子どもの年齢・家庭状況別に最適解を解説します。
「学資保険よりNISAの方がいい」は本当か
2024年に新NISAが始まってから、「学資保険よりNISAで教育費を積み立てた方がリターンが高い」という意見がSNS・メディアで広がっている。長期で見れば確かにその通りだが、すべての家庭にNISA一択が正解ではない。家庭の状況によって最適解は変わる。
新NISAと学資保険の比較(4つの観点)
① リターン
- 新NISA(オルカン・S&P500等):年率5〜7%の長期期待リターン(過去実績ベース)。10年で100万円が162〜195万円になる計算
- 学資保険:返戻率105〜108%(10〜18年積立後の受取額)。年率換算で0.3〜0.5%程度
- 判定:NISA有利(ただしリターンは保証されない)
② リスク
- 新NISA:元本保証なし。大学入学直前に相場暴落が起きると、必要な時に元本割れしている可能性がある
- 学資保険:保険会社が破綻しない限り満期金は保証される。元本割れリスクは基本的にない
- 判定:学資保険有利
③ 柔軟性
- 新NISA:いつでも引き出せる。大学費用以外(塾・高校受験・留学等)にも使える
- 学資保険:満期前の解約は元本割れ。途中で方針変更しにくい
- 判定:NISA有利
④ 万一の保障(親が亡くなった場合)
- 新NISA:相続財産として子どもに引き継がれるが、運用を継続するかどうかは残された家族が判断する必要がある
- 学資保険:親(契約者)が死亡・高度障害の場合、以後の保険料払い込みが免除され満期金は全額受け取れる。これは学資保険だけの機能
- 判定:学資保険有利
家庭状況別の最適解
- 子どもが0〜3歳・生命保険が手薄:学資保険 + NISA の組み合わせ。学資保険で確実な保障を確保しつつ、余裕資金をNISAで積立
- 子どもが0〜3歳・生命保険が十分:NISAのみでも可。ただし大学入学3〜5年前から債券・現金の比率を上げてリスクを下げる
- 子どもが5歳以上:学資保険の加入可能年齢を過ぎている場合は実質NISA一択。ただし相場変動リスクを意識して分散投資する
- 教育費の必要時期が10年以上先:NISA有利。長期投資ほど複利効果でリターンが高まる
まとめ
「NISAか学資保険か」は二択ではなく「組み合わせ」で考えるのが正解だ。まず上のシミュレーターで必要な教育費総額を把握し、何をどの割合で準備するかを設計しよう。
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