学資保険の「返戻率」とは?——金利のある時代に見直したい高返戻率商品の選び方
学資保険選びで必ず出てくる「返戻率」という指標の意味と計算方法、金利環境が変化した2026年に返戻率が上がっている理由、比較する際の注意点を解説。
返戻率とは何か——「払った額」と「戻ってくる額」の比率
学資保険を比較するとき必ず出てくるのが「返戻率(へんれいりつ)」という指標です。返戻率は「受け取る満期保険金の総額 ÷ 支払う保険料の総額 × 100」で計算され、100%を超えていれば払い込んだ以上のお金が戻ってくる「貯蓄性のある」保険ということになります。
返戻率を左右する3つの要素
- 保険料払込期間:払込期間を短くする(例:10歳払済など)ほど、保険会社が長く運用できる期間が増え、返戻率が高くなる傾向があります。
- 医療特約の有無:医療保障などの特約を付けると、その分の保険料が貯蓄に回らないため返戻率は下がります。返戻率を重視するなら特約なしのシンプルな保障がおすすめです。
- 受取時期:大学入学時に一括で受け取るタイプと、進学ごとに分割で受け取るタイプでは、運用期間の違いにより返戻率が変わることがあります。
金利環境の変化で返戻率はどう動いたか
長く続いた低金利環境では返戻率100%を下回る「元本割れ」商品も珍しくありませんでしたが、金利のある環境に移行したことで、保険会社の運用利回りも改善し、新規契約の返戻率がじわじわと上昇している商品も出てきています。既に契約している保険を見直す場合は、現在販売されている商品の返戻率と比較してみる価値があります。
返戻率だけで選んではいけない理由
返戻率が高い商品ほど良いとは限りません。払込免除特約(契約者に万一のことがあった場合に以降の保険料が免除される保障)が手厚い商品は、その分だけ返戻率が抑えられる傾向にあります。「増やすこと」を優先するか「保障」を優先するかを先に決めてから、返戻率を比較検討することが大切です。
返戻率を比較する際の注意点
- 各社のパンフレットに記載の返戻率は「特定の払込方法・受取方法」を前提にした数字であることが多いため、自分の契約条件でシミュレーションし直す
- 返戻率100%を切る商品でも、保障内容とのバランスで加入する価値がある場合もある
まとめ
返戻率は学資保険選びの重要な指標ですが、あくまで「保障内容とのバランス」の中で見るべき数字です。払込期間・特約の有無・受取方法を条件をそろえた上で複数社を比較し、自分の教育資金計画に合った商品を選びましょう。
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