学資保険の「据置」とは?——満期後すぐに受け取らず据え置くメリット・デメリット
学資保険の満期金・祝い金を据置くとどうなるかを解説。据置のメリット・デメリット、据置利率、注意点をまとめます。
学資保険の「据置」とは
学資保険は、契約時に定めた満期や進学の節目(中学・高校・大学入学時など)に「祝い金」や「満期保険金」が支払われる仕組みです。しかし、必ずしもその時点ですぐに現金として受け取らなければならないわけではありません。多くの保険会社では、支払い事由が発生した保険金をすぐに受け取らず、保険会社に預けたままにしておく「据置(すえおき)」という制度を用意しています。
据置を選ぶとどうなるか
据置を選択すると、本来受け取れるはずだった祝い金や満期保険金は保険会社の口座に留め置かれ、契約者が請求手続きを行った時点で初めて出金されます。据置期間中は保険会社所定の利率(据置利率)で運用され、多くの場合は普通預金よりやや高い利率が設定されていますが、近年の低金利下では大きな増加は期待できません。
据置のメリット
- 使い込みを防げる:祝い金を一度手元に置くとつい生活費に流用してしまうケースがありますが、据置なら教育資金として確実に取り分けておけます。
- 受け取りタイミングを調整できる:進学しない年や、まとまった学費が必要になる直前まで据え置き、必要な時にまとめて請求することができます。
- 据置利率で多少増える:わずかではありますが、普通預金よりも有利な利率が適用される場合があります。
据置のデメリット・注意点
- 請求を忘れるリスク:据置金は自動的には振り込まれず、契約者からの請求手続きが必要です。請求を忘れたまま長期間放置してしまう例も少なくありません。
- 据置利率は変動する:契約時に約束された予定利率とは異なり、据置利率は保険会社の運用状況によって見直されることがあります。
- 会社によっては据置に対応していない:据置制度の有無や条件は保険会社ごとに異なるため、契約前に約款で確認しておく必要があります。
- インフレに弱い:据置利率が物価上昇率を下回る場合、実質的な価値は目減りする可能性があります。
据置を活用する際のポイント
据置を利用する場合は、いつ・いくら請求する予定なのかを家計の中で明確にしておくことが重要です。特に大学進学時にまとまった費用が必要になるケースが多いため、中学・高校入学時の祝い金をあえて据え置き、大学入学時の初年度納付金に充てるという使い方をする家庭もあります。契約している保険会社に、据置制度の有無・利率・請求方法を事前に確認しておきましょう。
まとめ
学資保険の据置制度は、受け取ったお金をすぐに使わず教育資金として確保しておける便利な仕組みですが、請求忘れや利率変動のリスクもあります。据置を活用する場合は、いつ・何のために使うお金なのかを明確にした上で、計画的に請求することが大切です。
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