学資保険は外貨建てにすべき?為替リスクと円建てとの比較
外貨建て保険は円建てより高い利回りが期待できる一方、為替変動のリスクを伴う。学資保険を外貨建てにする場合のメリット・デメリットと、円建てとの使い分け方を解説。
外貨建て学資保険とは
外貨建て保険は、保険料の払い込みや保険金の受け取りを米ドルなどの外貨で行う商品です。円建てより金利水準の高い通貨で運用されるため、円建て商品より高い返戻率が期待できる一方、為替変動によるリスクを保険契約者自身が負うことになります。
外貨建てのメリット
- 返戻率が円建てより高くなりやすい:外貨の金利水準が円より高い場合、運用効率が良くなる
- 資産の通貨分散になる:円資産に偏らず、外貨資産を持つことで資産全体のリスク分散につながる
外貨建てのデメリット
- 為替変動リスクを受け取り時にも負う:満期時に円安であれば受取額は増えるが、円高であれば受取額が目減りする可能性がある
- 為替手数料がかかる:円から外貨、外貨から円への交換時に手数料が発生する
- 受取額を事前に確定できない:「教育費として必要な時期に、必要な金額を確実に用意したい」という目的とは相性が悪い面がある
学資保険としての目的を踏まえた判断
学資保険の主な目的は「大学入学時など決まった時期に、決まった金額を確実に用意すること」です。外貨建ては利回りが魅力的に見える一方、受取時の為替レート次第で想定より受取額が減るリスクがあるため、「確実性」を重視する教育資金の準備手段としては慎重な検討が必要です。
外貨建てを検討する場合の考え方
- 教育資金の全額を外貨建てにしない:円建て商品や預金と組み合わせ、外貨建てはあくまで一部にとどめる
- 満期のタイミングをずらせるか検討する:為替が不利なタイミングで満期を迎えた場合に備え、受け取り時期に多少の柔軟性を持たせられる商品を選ぶ
- 為替リスクを許容できる家計状況かを確認する:受取額が想定より減っても教育費を賄えるだけの余裕があるかを事前に試算しておく
まとめ
外貨建て学資保険は利回りの魅力がある一方、為替変動により受取額が確定しないリスクを伴います。教育資金という「確実性」が求められる用途では、円建てとの組み合わせでリスクを抑えた活用を検討することをおすすめします。
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